『小さなプロジェクト』〜笑顔を繋ごう〜

『小さなプロジェクト』   〜Smile makes smile〜    3.11 巨大地震と津波に翻弄された被災地から 自ら立ち上がるために… 子供たちに 笑顔が生まれるように…

石巻市立相川保育所・・・その②

相川地区に入ると 山から海という感じになりました。
この一つ前の写真は 相川の漁港。

わかめの養殖などが盛んで みな 港の近くにその作業場や自宅を持っていたそうです

その一角に 相川保育所はありました

もう一度 写真を使います
これは 漁港の写真 
岩壁の崩れ方は 激しい波の勢いを物語っています。

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また この真ん中にある 赤い屋根がたわんでいる建物がありますね
あれは 相川小学校の校舎と体育館の赤い屋根。
小学校の向かいくらいに 相川保育所はありました


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ありました・・・って もう 何にも残ってない。

根こそぎ持っていかれたのです。


指定避難場所は 相川小学校でした。
もし 相川保育所の子供たちが 相川小学校に避難していたら みな 亡くなっていたのです。

先生たちの判断で 現在の保育所(当時はまだ未使用状態)へ避難し 無事だったのです。


このことからも 避難というのは あくまでも規則とか 手順とか・・
そういうものではなく そのときの状況をどう判断していくかということで
いくらマニュアルというものを作っても その通りにいかないこともあるかなと感じます

訪問させていただいている 石巻市の水明保育所も 津波で浸水をしました
谷口所長先生は 昨年 うかがったときに こうおっしゃっていました

「高い建物は 近くの小学校。その小学校の音楽室に集合する。最終的にそこにさえみな到着してくれればいい」
それを保育士さんと決めて 動いたそうです

具体的にどのたてもののどこというところまで 決めて その非常事態で動けていることそのことが
どんなマニュアルより 大切だと思います

さぁ 相川保育所・子育て支援センターです

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仙台市立仙台工業高校の生徒たちの作品 「画用紙棚」2こありましたよ。。。
活躍しています。嬉しくなります。
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脇には 畑があり 「凛々子」の苗も頑張ってくれています

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この建物は 石巻工業高校の生徒が設計し 石巻市のコンペで勝ち取ったデザイン
石岡先生のいらしたときに その設計から 建設と手をかけてきた想いの深い構築物。
この園舎にかかわったすべての人たちの想いが この明るさであり 温かさを感じる木のぬくもりとして
感じることができます。

そして なによりも ホールも大きく 廊下もひろい。
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ここの子供たちは 広いスペースで 30人たらず。
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のびのびと 生活しています。

廊下と天井。

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本棚。

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本棚に入りきらない本やおもちゃ。

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この本を入れる「書棚」を 石巻工業高校の生徒たちが作製します。
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紙芝居棚の下は不安定な状態。
この紙芝居棚のしたの安定した台を これもまた石巻工業高校の生徒たちにお願いしました

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お昼近くになり 武山所長先生に 
「お昼 食べていってください」と促され 年長さんのお部屋で一緒にいただきました

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先日 私の鍼の先生から寄付されたお味噌を飯野川保育所からいただいていたということを教えてもらい
「とっても おいしいお味噌でね。みな 喜んでたべているんですよ」と・・・

年長さん・・・
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係の子供たちがちゃんと いただきますのごあいさつをします
みなも いただきます 元気にいいました


てんこもりの納豆には驚きましたが とてもおいしくいただきました。

食べながらいろんなお話をして そして 歯磨きの時間。
仕上げ磨きをしてきました。
もう~かわいい。

「積木」や ロートさんからの支援物資を少しおすそわけしてきました。
先生たちからも好評 コンタクトレンズ洗浄剤。

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相川保育所の印象は 沿岸の被災は同様に甚大でありながら 子供たちの表情は明るく
また 伸び伸びと生活していることや先生たちの心のあり方も比較的安定しているのかなと感じました。 

1人あたりのスペースが広いことと採光量が非常に充足している点 木材の暖かさ、廊下の広さ これは どの保育所もここを見学して 今後の保育所のあり方なども含め 検討していく余地がありそうな気がしました。

石巻工業高校の生徒たちに 支援をお願いすることは 
相川保育所の武山所長先生と同 子育て支援センターの高山先生(3月まで橋浦保育所長)も
長い目でみたときに 石巻の子供たちに支援をいただけるのはとても光栄だとおっしゃっていました。

生徒たちの作るもの 
「待つ」ということを 先生たちにお話ししてきました
子供たちを育てていく上で最も大切なのは 「待つ」ということと「信じ続ける」ことと私は思っています。
そして その向こうに「達成のよろこび」が待っていたら
沢山の「ありがとう」を ご褒美にもらえます

その 「ありがとう」こそが 次の1歩を彼らに与えるのではないかと そんな風に思っています。



新築して「保育所」スタートをきれないまま 「避難所」としての機能を最大限に発揮してきた
相川保育所の園舎。

想いも寄らぬところからのスタートでしたけれど 防災という角度から検証することは十分にできたと
そういう意味では 地域における 公共施設の避難所のあり方について今後 自治体においてどうあるべきか 考えるいい生きた材料となりえました。
ですから、建てたということにとどまらず これからの地域住民のよりどころになるような
そんな構築物として保育所、学校の詳細について 考えていくために必要な建造物になったのですから
素晴らしいことだと思いたいです

相川保育所では 今後 
高校生による 工夫した「書棚」と「テーブル」を支援します
また 
6月22日は 
こりす雑貨店の売上からの寄付による 「パネルシアター」の会の開催。
このこりす雑貨店では なんと 保育所OGさんたち自ら パネルシアターをやってくれます
パネルシアターで使用するものは 宮城県の保育所OGさんたち そして 遠く東京の保育士さんたちまでも
保育士目線での作品を作ってくれています


楽しみが増えていきます

帰りに 橋浦保育所へも立ち寄りました
6月22日 相川保育所のあと 橋浦保育所においても 「パネルシアター」の会 開催!!
少しだけ ロートさんの支援物資を置いてきました
先生たちもニコニコです。

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子どもたちにどんな 笑顔を提供できるのでしょう


笑顔を繋ごう~
誰かの笑顔が また 誰かの笑顔を作れるように。

Smile makes smile

 









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  1. 2012/06/03(日) 22:38:48|
  2. 高校生PJ
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