『小さなプロジェクト』〜笑顔を繋ごう〜

『小さなプロジェクト』   〜Smile makes smile〜    3.11 巨大地震と津波に翻弄された被災地から 自ら立ち上がるために… 子供たちに 笑顔が生まれるように…

東京都立葛西工業高校 建築部 積木を・・・

先月末に松島で開催されました「東日本教育建築研究会」に参加されていた 
東京都立葛西工業高校の須賀先生より メールをいただきました。

葛西工業高校の場所は 都営新宿線 一之江駅近く。
全校で550名弱の学校。
機械科、電子科、建築科があるそうです。

当日は 私も支援についての口頭発表を少し行いましたが
そのときにもお声をかけてくださったお若い先生でした。
そのときの表情などもしっかりと記憶しています

こうしてご連絡いただくのも 嬉しいものです。

なんと・・・
須賀先生の勤務先の 葛西工業高校の建築部の生徒さんたちも 自分の学校にあるもので「積木」を作ってくだっさったというのです

木工旋盤の機械を利用して 円柱形のパーツも登場しました。

IMAGE01.jpg

表面加工もしっかりしています

IMAGE02.jpg


おおむね A4判くらいの大きさの箱の中に いろんな大きさ いろんな形の積木が組み込まれています。

全部で 28ピース

しかくいのが 20ピース
さんかくが 4ピース
円柱が 4ピース

IMAGE03.jpg


ほら・・・すごい綺麗に入っています。

この材料は スプルースというマツ科の木材で 建築の化粧材としても使用する材料ということです。

もともと・・・

どんな材料で作ったのでしょう?

昨年度までの大工技能検定試験2級、3級の練習材料で使用していた木材で 須賀先生が赴任した 
2年前から、建築科の工場に捨てきれない材料がたくさんあって何とか利用できないものかと考え、
半年かけて製材し保管してあった物だそうです。

他にも、椅子やチェスト、小物入れやお皿などに加工し、削られたクズは土に返すというような 
まさしくリサイクルしているのですね

建築部の生徒たち

兼部していながらも おもに活動している生徒さんは 2年生の男子3人です。
意匠デザイン、
木材加工、
仕上げ加工
とそれぞれ役割を与えて 活動しているそうです。

デザインや仕上げは 女子3人、
内1人は電子科で屋内配線などを担当← かっこいい。
木材加工は男子3人で、6人で活動して
今回、積木の加工は男子2人で製作してくれたそうです。

普段の活動は・・・ 

須賀先生ご自身が 実践主義とおっしゃるように 校内でほかの先生方が不自由に思う場所などを調査し、
再利用された材料で棚やテーブルなどを作ったり 文化祭などでゲートを作ったり、屋台を作ったりと活動範囲は様々・・・
 今年度は茶道部とコラボして簡易茶室を造ろうと計画していて、
そこで唯一電子科の女の子が電気配線を担当する流れとなっているそうです。

すごい かっこいいなぁ~
実践することによって 感謝されたりすることが 次のステップへ繋がるのだと考えられます。
素敵なことですね。  


須賀先生ご自身も すばらしい活動をなさっていて・・・
今回のこの震災のときに こんな活動をされていたそうです。

以下 先生の原文そのまま掲載します。

わたしは 震災から2週間後、車に発電機や丸ノコ、排水ポンプなどの工具を積んで福島県相馬市へ行きました。
いままで培ってきた知識や技術は建築を通じて様々な場面で利用できます。
瓦礫を撤去するにも、安全に柱を切断したり、床下に溜まった泥水をポンプで吸い上げたり
1日でも早く復興して欲しいとの思いで作業にあたりました。

 帰ってから、1年生全員に私の活動を話す機会を設けてもらい、

「今、私たちに出来ること」と題し、お話をしました。

工業の高校生は今後、道具を知り、それらを使い、新たなものを築き上げていく可能性があります。

それを我々教員が生徒に伝えていかなければなりません。

私の経験を基に、自分たちが今何をすれば良いのか?

話がきっかけとなり、行動に移してくれたらと願っています。




遠く東京からも こうして一人の先生が被災地に来て ご自分の持っているスキルを
生かして活動をしてくださっていたのが とてもうれしく 頭が下がる思いでいっぱいです。

身をもって体験された先生だからこそ 
こうして 生徒たちに話して伝えられるものがあったのだと思います。



想いは波動となり 相手に伝わるもの

それは 経験というものがそこにあるから その話は言霊となり きちんと伝わったのだと思います



さぁ 葛西工業高校の建築部のみなさんで 
その積木を 被災地へ 届けにきてください。
この震災に 高校生として存在していた自分の出来る精一杯のことでいいから
被災地へ 足を運び そのときに感じたこと 見たこと 聞いたこと 
後世へ自分の言葉で伝えていけるひとになってもらいたい


そんな風に思う私の心には 秋のさわやかな風が吹いていったような感じがします


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  1. 2012/08/20(月) 22:03:19|
  2. 高校生PJ
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