『小さなプロジェクト』〜笑顔を繋ごう〜

『小さなプロジェクト』   〜Smile makes smile〜    3.11 巨大地震と津波に翻弄された被災地から 自ら立ち上がるために… 子供たちに 笑顔が生まれるように…

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東京の高校生たちの想い・・・葛西工業高校の熊本地震支援

一つ前の記事で掲載した 須賀先生より こんなお話がありました。

最初に積木プロジェクトを立ち上げた5年前にも
多くの技術を要するものであることや 学校の規模に応じて装置の有無があるため加工に制限があることなどは知っていたので 学校によって作れる形などが異なることも逆に
おもしろいものだと思っていました。

須賀先生のところは多くの装置があるようで さすが東京の学校という感じです。
今回も積木を作るにあたり 木材加工で学んだ内容が網羅されるものであることを教えてくださいました。

以下 須賀先生からいただいたメールをご紹介します。

**********************************************
①材料を知る

おもちゃを作る上でどんな木が適しているか?色、肌触り、においなど、五感で感じることを知ることができる。

②加工 をする

柔らかい木もあれば堅い木もあり、それらをどのように切り、削り、仕上げるか?
刃物を通すちから加減や、スピードが木によって違うし、同じ形に仕上げても、加工する機械を変えたりもします。

驚くことに、学校にある全ての木工機械を使わないとこの積木はできあがらないのです。
したがって 木工機械の使い方が全て学べるということです。

IMG_2212.jpg

教育の上でも、ただただものを作るのでは無く、その先に“だれがつかうのか?”という人と物との繋がりを学べます。
使う人の対象に合わせて、加工や仕上げを変えていくということが学べます。


・だれ?
 →0~6歳の子ども
・どのように使う?
 →さわる、持つ、口に運ぶ
 →積む、投げる、崩す
 →積む、何かの形にする
(生徒からの回答)

このことから生徒たちは「安全」や「ケガをしない」などのキーワードを生み出し、
口に入らないこと、舐めても安全なもの、触ってもケガをしないものなど色々と考え
積木は口に入らない大きさ、塗料は使わない、角を丸くするなど
ものをつくる上で必要とするものづくりの考え方が学べるのです。
こうして出来た積木は作り手も使う側も優しさに包まれます。

(熊本地震支援用)積木の仕様

【箱】

側面は杉材、フタと底板はシナ合板を使用し、板材の接着はフランクリン製タイトボンドⅢという毒 性がなく、
食品への間接的な接触使用が認められているものを使用しております。

【積木】

材種は「キリ、タモ、サクラ、モチ、ケヤキ、カリン、ヒノキ、ツガ、クスノキ、ホウ」をミックスしております。
積木には熊本県の県木でもある「クスノキ」が入っております。香りが強く、防虫効果があると知られております。
積木を握って痛くない程度に角を丸くしてあります。
仕上げは全ての積木に「蜜ロウワックス」を使用しております。なめても害はありません。
誤飲を防ぐために、3歳児の最大口径39㎜を下回らないように、基尺を4㎝として制作しました。

【ふた】

動物の絵、取手のクローバーはレーザー加工機という 機械で作りました。

IMG_2436.jpg

動物の絵の真ん中に園の名前やクラスの名前などを書くスペースを設けました。

******************************************

というような内容です。
細かなところまで気を配った内容となっていますね。
東日本大震災のときも高校生たちが子供たちの目線で また 親の目線で
先生の目線でものづくりをしていることが印象に残っています。
これ 販売したらいいのに・・とも積木をご覧になった先生方や大人のひとから言われたことを思い出します。
相手のことを思いやる気持ちが製品となり 優しい風合いもあり 安全性に富んだものとして使う側も安心して使えるということが実証されています。

木材の家屋に住む日本人ならではの木材に対する深い想いが伝わってきます。
どうか東京都の工業高校生が作った積木が子供たちの五感に作用し
よりよい玩具として活躍してくれることをやみません。

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  1. 2016/06/12(日) 13:37:40|
  2. 高校生積木PJ
  3. | トラックバック:0
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